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「期待に応えなければいけない」 渡邊雄太(ジョージ・ワシントン大/NCAAディヴィジョン1)

杉浦大介スポーツライター

ジョージ・ワシントン大

12月14日のペンシルバニア州立大戦まで6勝3敗

渡邊雄太

9試合 平均21.0分 6.3得点(FG成功率37.7%、3P40.0%、FT75%) 4.2リバウンド 0.6アシスト 0.7ブロック

収録は11月29日のシートン・ホール大、12月11日のデポール大戦後

課題はリバウンド

ーーディヴィジョン1での1年目はどう?

YW:シーズンが始まる前は自分がどれだけプレー時間をもらえるかなと思っていたんですけど、始まったらシックスマンとして使ってもらえることが多くて、平均20分以上は出してもらっている。自分が思っていたよりはプレー時間をもらっているので、それなりにできているとは思うんですけど。でも、全然まだまだですね。

ーー学校側の期待度が高いのは感じている?

YW:はい、期待してもらっているとは思います。

ーープレッシャーもある?

YW:プレッシャーは・・・・・・(笑顔で)あまり感じないですけど、期待に応えなければいけないなとは思います。(シートン・ホール大戦では)コーチにもずっとリバウンドのことを言われていた。相手はリバウンドが強いというのはスカウティングをしていた時点で分かっていた。リバウンドを試合前からずっと言われていたのに、それができなかった。(注/19分のプレーで2リバウンドのみ)

ーーマイク・ロネガンHCの口調からも渡邊選手への期待感が伝わって来るけど、課題として挙げていたのはリバウンドだった。「本来ならSFなのに、チーム事情からPFをやってもらわなければいけないから、容易ではないのはわかっている」とも言っていたけど。自分でも気になっているのは、やはりリバウンド?

YW:リバウンドですね。僕は身長もあって、それなりにジャンプ力もあると思うんですけど、やはりスクリーンアウトしていても相手に押されるとリバウンドが獲れなくなってしまう。そこはこれからもずっと課題だと思います。

オフェンスは状況を見ながら

ーー逆に自分自身で通用するなと思えている部分は?

YW:シュートはずっと小さい頃から練習しているんで、スリーポイントは決められている。シュート力に関しては自分の中でもある程度はいけるのかなと思っているんですけど。ただ、外だけではなく中で点が獲れるようにならなければいけないとも思います。

ーースリー以外でも決められるところを見せたいという想いが、デポール大戦でのゴールに近づく動きに繋がった?

YW:相手もそろそろスカウティングをちゃんとして、僕がスリーポイントを打つというのは分かっていると思うので。コーチにも「おまえのスリーポイントは相手が止めるようにディフェンスしてくるから、パンプフェイクを使って、ドリブルでかわせ」って言われています。(ただ、)ノーマークのときは思い切って打ちます。相手の状況を見ながらプレーするようにしています。

ーーデポール戦ではプレー時間も24分。ディフェンス面でもペリミターまで走ってカバーに廻るシーンも多かった。スタミナ面は問題ない?

YW:高校時代は40分ずっと出てそれでも平気だったんですけど、大学で相手がああいう強いチームになると、今日とか20分くらい出ただけでもばてています。接触が多いですし。自分の一番弱い部分なので、そのフィジカルの面が。そこでやはりスタミナが削られているかなと思います。

体力強化の必要性

ーー体格のことはよく言われている。筋肉を付けることで失われるものもあるとは思うけど、自分でも身体を大きくする必要があると思う?

YW:今は凄く細いので・・・・・・体質的なものもあるので、大きくするのに時間はかかるとは思います。ただこれは日本にいたときから、力が弱いというのは僕のずっと課題でした。アメリカに来てそれは余計に感じています。

ーー日本ではそれでも支配的なプレーができていた?

YW:身体が弱くても、相手が小さかったりとか、技術の面で僕が上回ったりしていた。そこまで接触に関して困ったことはなかったんです。それがこっちでは自分と同じような身長で、なおかつ自分よりジャンプ力がある選手を相手にしなければいけない。

ーーそこがリバウンドの難しさにも直結してくるのだろうね。

YW:はい、そうです。

ーー同僚たちとのコミュニケーションに関してはここまでどう?

YW:バスケ中はある程度、大丈夫にはなって来ました。

ーー(11月21日のバージニア大戦後に)インタヴューを英語でこなしている映像も見させてもらいましたが。

YW:ああ、あれは(笑)

ーー特に渡米から間もない頃は公で英語を喋りたがらない日本人アスリートも多い。それだけに印象的だったけど(笑)

YW:いや、半ば強制的にやらされたんですけど(笑)バスケのプレー中はだいぶ、まあまだ100%ではないですけど、コーチが何を求めているかとかはわかるようになって来たんで、そこはだいぶ進歩したとは思います。

スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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