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高橋純平「初めてなので楽しみ」 中日小笠原とのドラ1対決が明日実現へ!

田尻耕太郎スポーツライター
ソフトバンク高橋純平

明日31日佐賀で、プレーボールは16時

31日に佐賀市のみどりの森県営球場で行われるソフトバンク対中日の2軍戦。ウエスタン・リーグの首位攻防戦というほかに、もう一つ大きな楽しみができた。

両先発はソフトバンク高橋純平、中日小笠原慎之介の予定だ。昨年の高校球界のスター投手2人が、同じマウンドに立つ。

高橋は「3連戦の初戦の日に(投げ合うのを)知りました。高校時代も含めてこれまで投げ合ったことはありませんね。楽しみです」と話しつつ、少し気を引き締めなおして「と言っても、僕は自分のピッチングをすることで精いっぱい。相手を意識する余裕なんてありません」と口を結んだ。

意地がぶつかり合う

高橋はここまで2軍で経験を積んでいる最中。5試合2勝0敗、防御率2.37の戦績。また、14日に行われたフレッシュオールスターでは自己最速を更新する154キロをマークしている。

一方の中日小笠原はひと足先に1軍デビューを果たしている。しかし、7試合0勝2敗、防御率3.38と、まだ初勝利には届いていない。中日担当記者によれば「彼は高橋投手のことをすごく意識している。入団発表のときも口に出していた」という。小笠原は昨夏の甲子園Vエース(東海大相模)となったが、昨年ドラフトで1番人気だったのは高橋の方だった。小笠原自身も、高橋の「外れ1位」で入団という因縁がある。

高橋、準Vに次いでVエースも撃破か

小笠原が意地を見せるのか。

それとも、高橋が、今月7日に昨夏準Vの佐藤世那(仙台育英→オリックス)に投げ勝ったのに続いて、またも『真の世代最強』を示すのか。

ある意味、首位攻防戦という以上に注目の一戦となるだろう。

参考記事 :ソフトバンク高橋純平の勝ち! 昨夏準Vのオリ佐藤世那と投げ合って2勝目

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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