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ソフトバンクの今季4番バッターは内川? デスパイネ? 25日にWBC組が合流へ

田尻耕太郎スポーツライター
昨日の敵は今日の友。だがライバル同士(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

WBC組に工藤監督「25日は1,2打席になるかも」

ずっと未完成だった‘17年型のソフトバンク打線が間もなく見られそうだ。

WBCに参戦していた侍ジャパンメンバーの内川聖一、松田宣浩、千賀滉大、武田翔太が明日25日からチームに合流する。彼らは23日に帰国しその日のうちに福岡に戻り、24日は完全休養していた。

また、キューバ代表で、今季からソフトバンクに新加入するデスパイネは24日に福岡入り。25日にヤフオクドームで入団発表に臨む。さらに試合前練習(オープン戦・広島戦)にも参加する予定だ。

工藤公康監督は「‘17年型での戦いになるのは26日からではないか。ただ、練習の状態を見ながらにはなるが、明日(25日)は1打席ないしは2打席。もしくは1,2イニングほど守ってもらう形での出場はあるかもしれない」とコメントした。

内川もデスパイネも、昨季先発試合はすべて4番だった

注目は4番打者の起用法だ。

工藤監督就任以来の過去2シーズンで内川が4番の重責をずっと務めてきた。‘15年は134試合、’16年は141試合。先発出場した試合で4番以外の打順を打ったことはなかった。

一方のデスパイネも昨年プレーしたロッテで先発130試合はすべて4番打者で出場。WBCでもキューバ代表の4番を張り、6試合で打率.474、3本塁打、6打点と自慢の打棒を見せつけた。

現時点で工藤監督も立花義家打撃コーチも「4番バッター」については明言をしていない。オープン戦は25日、26日の残り2試合(いずれも広島戦)。‘17年型ソフトバンク打線の適性を試すにはあまりに少ない機会だが、どちらの選手が今季のソフトバンクの4番に座るのか注目の2試合となる。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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