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「HELP LEYTE!」ー比台風、写真で見る被災地救援の現場

関口威人ジャーナリスト
レイテ島の被災地を歩くNPO法人ICANのスタッフ(同法人提供)

台風30号で甚大な被害が出ているフィリピンは混乱が続いている。全容はまだ明らかになっていないが、日本から救援に入った認定NPO法人「アジア日本相互交流センター(ICAN=アイキャン)」から提供されたレイテ島の被災地の写真から被害の一端を見たい。(写真はいずれも13日、同法人スタッフ撮影)

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家や木がなぎ倒されたレイテ島の町。タクロバン市周辺でも被害は大きい

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倒木やがれきの中に子どもたちの姿が見える

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道沿いの商店の壁には赤いスプレーで「HELP LEYTE(レイテ島を助けて)」の文字

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救援物資を仕分けするスタッフ。窓から大勢の市民がのぞく

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トラックの荷台に載せた水や食料などの救援物資

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物資の配給に殺到する住民。着の身着のままの様子だ

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被災者に物資を手渡すICANの日本人スタッフ。この後、治安や通信環境の悪さから、いったんミンダナオ島に戻って今後の活動計画を立てることになった

…被災規模が大きいため、同NPOは資金がまだ圧倒的に足りない状態だという。1人でも多くの被災者に迅速に水や食料を直接届けるため、さらに寄付を呼び掛けている。

フィリピン中部を襲った台風30号(ハイエン)緊急救援募金募集中(認定NPO法人ICAN)

ジャーナリスト

1973年横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学)修了。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に地方の目線で社会問題をはじめ環境や防災、科学技術などの諸問題を追い掛ける。2022年まで環境専門紙の編集長を10年間務めた。現在は一般社団法人「なごやメディア研究会(nameken)」代表理事、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」編集委員、NPO法人「震災リゲイン」理事など。

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