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ジーターのホールインワンも驚きだが、メジャーリーグにはさらに仰天の記録を持つ名ゴルファーも

宇根夏樹ベースボール・ライター
ブライアン・マティス(ボルティモア・オリオールズ)Apr 25, 2015(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

デレク・ジーターがホールインワンをやってのけた…ように見える。彼の妹シャーリーが、インスタグラムにこんな映像をアップした。ジーターがショットを打った後――ニューヨーク・ヤンキース時代のようなインサイド・アウトのスウィングではない――ボールの行方を見て、仲間たちと大喜びしている。

どうやら、これはジョークらしい。キャプションには「デレク・ジーターによるホールインワン…なのか?」とある。だが、昨年2月にはシカゴ・カブスのジョン・レスターがホールインワンを達成している。エースによるエースというわけだ(動詞のエースには、ホールインワンをするという意味もある)。メジャーリーガーはゴルフもうまく、他にもホールインワンを記録した選手がいるのだろうか? 調べてみたところ、驚くべき選手が見つかった。

ボルティモア・オリオールズのブライアン・マティスは、左右のスウィングいずれでもホールインワンを演じたことがある。CSNミッド・アトランティックのリッチ・デュブロフが、今年2月に報じている。左投手のマティスは打撃も左だが、記事によると、ゴルフを始めた当時は兄クリスとクラブを共有していたために右で打っていて、数年前から左打ちになった。2月に左でホールインワンを達成したマティスは、6年前に右でもやってのけているという。

さすがのジーターも、このマティスの記録にはびっくりだろう。ただ、選手時代のジーターは、マティスを26打数14安打(打率.538)とカモにしていて、レスターも71打数24安打(打率.338)と得意にしていた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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