毎日のちょっとしたことで幸せになる方法:心理学の実証的研究から
■感情が行動を生む?
楽しくなって、笑ってしまった。怒りが爆発して、怒鳴った。こんなことって、ありますね。感情が生まれて、そして行動が生まれる。当然です。当然だと、人は考えます。そりゃそうです。
でも、ミジンコもそうでしょうか。ミミズもそうでしょうか。表情や声はありませんが、良いものには近づき、嫌なものからは逃げますよね。けれども、ミジンコやミミズに感情はないでしょう。昆虫や魚はどうでしょう。腹が立って攻撃し、好きになって交尾しているでしょうか。物語のなかでは、虫や魚にも人間のような心がありますが、実際はそうではないでしょう。
どの段階で感情や意識が生まれるのかは、なかなか難しいですが、感情なしで行動している生き物はたくさんいます。
人間は違いますか? 突然の大きな物音、思わず目を見開いたり、立ち止まったり、しゃがみこんだり。そう、「思わず」です。びっくりしてから反応していたら、遅すぎるかもしれません。
人間の場合も、必ずしも感情があって次に行動が生まれるとは限りません。こういう話は、基礎科学の話や哲学の話しにもなりそうですが、もっと身近で、役立つ話も考えて見ましょう。
人は幸せだから笑顔になる? いいえ、時には笑顔になることで幸福感が高まることが、科学的に実証されています。毎日の生活の中の、ほんのちょっとした振る舞い方を変えるだけで、人の幸福感は上がっていくのです。
■行動が感情を生む?
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