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心の声の聞き方:あなたの、子どもの、誰かの、心の底の悲しみ怒り、否定的な感情と向き合い癒すために

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真はイメージ)(写真:アフロ)

自分の心の声が聞こえなくなる時、人はさらに困った行動を取り始めます。誰かがそうなると、その人の近くの人もそうなり、人間関係は最悪に。その悪循環の解決法をお伝えします。

■心の底に深く沈む感情

「昨日のテレビ、面白かったね」。こういう話なら、簡単にできるでしょう。楽しい感情、うれしい感情なら、さわやかに表現できます。

悲しみや怒りもの表現も、表現できることはあります。激しく怒り、怒鳴り、また悲しみのどん底で涙を流し続ける時もあります。でもそれは、あながた怒りや悲しみを表現できる場を持っていたからです。

心が裂けそうなのに、普通の顔をしていなければならない時があります。そんな風に耐えている、子どもや夫や妻がいます。

時には、本人にさえ感情が閉ざされていることがあります。否定的感情が心の底に沈み過ぎて、本人にも、何が何だかわからない。ただ苦しくて、眠れなかったり、食べられなかったり、暴れたり、やる気をなくしたり。病気にさえなる時もあります。

どうしたの?と聞かれても、自分にさえ理由がわからない。

そんな、心の底に深く沈み込んだ感情に目を向けましょう。心の声を聞きましょう。あなたの心はきっと軽くなる。あなたの大切な人の心も、きっと素直になれる。

さて、その方法は・・・

■否定的感情の力

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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