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マクドナルドの大量閉店スタート! 跡地の争奪戦もスタート!

横山信弘経営コラムニスト
マクドナルドの跡地の立地条件はすこぶる高い(写真:アフロ)

業績低迷が続く日本マクドナルドが、不採算店舗の整理を本格的にスタートさせました。月に30~40店ピッチで閉店させていくという。この閉店ピッチ、そして規模は非常に大きく、業界を超えたインパクトがあります。ファストフードなどの飲食チェーン店のみならず、コンビニを含めた「多店舗展開」を進める業界は、絶好のチャンスと言えるでしょう。

世の中のニュースでは多くの場合、イメージしやすい「物」に焦点が当たりやすい。「なぜあの店は繁盛するのか?」という話題であれば、そこで販売している「物」にスポットライトを当て、いかにお客様の心を掴んだのか、いかにお客様のニーズを捉えて商品開発をしたのかという秘話ばかりが取り沙汰されます。セブンイレブンの業績が好調なのは「セブンコーヒー」の成功が元であると言われるわけですが、本当にそうなのか? 「セブンコーヒー」がなくてもセブンイレブンの優位性は高いままではないのか? 本質を見極めることが重要です。

私ども経営コンサルタントは、もっとドライ。クールに物事を見極めます。多店舗展開するうえで重要なことは以下の2つと言えるでしょう。

■ 立地

■ 店長(意欲の能力)

どちらも、非常にデリケートな要素。探そうと思っても簡単に探し当てることはできないリソース(資源)です。それこそ靴底を減らして不動産屋へ足しげく通って信頼関係を構築する努力、人財確保のために地道なコミュニケーションを継続するなど、裏方のひたむきさがあってこそ、実現するのです。

マクドナルドの店舗は好立地が多い。ライバルの飲食チェーンのみならず、すべての多店舗展開する事業主は喉から手が出るほど欲しい物件が多いことでしょう。マクドナルドの跡地は草刈り場となるに違いありません。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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