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IT業界で注目される「ハッカソン」。女子学生ハッカソンイベントが東京で開催

五十嵐悠紀お茶の水女子大学 理学部 准教授

ハッカソン」という言葉をご存じですか?

「ハッカソン」とは、

ソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に共同作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベント

出典:Wikipedia

であり、IT業界で注目されつつあります。参加者が技術とアイデアを競い合うイベントの一首で、フェイスブックの有名な「いいね!」ボタンも、もともとはFacebook社のハッカソンから誕生した機能というのは有名な話。

YahooやGoogleなど大手IT企業が社内ハッカソンを定期的に行っている、という話も聞きます。

インターナショナル女性ハッカソン大会

この度、お茶の水女子大学とマイクロソフトが協力し、インターナショナル女性ハッカソン大会コンテストの日本大会「International Women’s Hackathon 2014, Japan」が行われることになりました。女性に特化したこのようなイベントというのは非常に珍しいのではないでしょうか。

日程は4/25(金)-27(日)。全日程の3日間、フルで参加することが必須で、対象は女子の大学生・大学院生。現在、参加者募集中です。

イベントページには、

価値観が多様化しつつある社会でイノベーションを起こすには女性の力が不可欠です。将来のテクノロジーソリューションを生み出すプロデューサーとなって、あなたの手で次のMicrosoft、Facebook、Googleを創り出しましょう。

との言葉があり、まさに次世代で活躍する女子学生の発掘の場になることでしょう。

また、このイベントでは期間中にSkypeを通じ世界中の参加キャンパスとつながるそうです。そのため、日本の参加者だけでなく、世界の女子学生とつながることができる。すなわち、世界各地の新しい友人と知り合う良いチャンスになるかもしれませんね。

お茶の水女子大学 理学部 准教授

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).日本学術振興会特別研究員PD, RPD(筑波大学), 明治大学総合数理学部 専任講師,専任准教授を経て,現職.未踏ITのPM兼任.専門はヒューマンコンピュータインタラクションおよびコンピュータグラフィックス.子ども向けにITを使ったワークショップを行うなどアウトリーチ活動も行う.著書に「AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55」(河出書房新書),「スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子 (ネット社会の子育て)」(ジアース教育新社),「縫うコンピュータグラフィックス」(オーム社)ほか.

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