【Yahoo!ニュース 個人】9月の月間MVAとMVCが決定

(写真:アフロ)

■Yahoo!ニュース 個人、9月の「月間MVA(Most Valuable Article)」と「月間MVC(Most Valuable Comment)」が決定しました

社会の課題を伝えている・議論を喚起している・読者の心に響く……などの観点で選出している「月間MVA」。記事のアクセス数ではなく、目指す世界観「発見と言論が社会の課題を解決する」を体現している記事を、編集部を中心とした運営スタッフがアナログで選出しています。あわせて、すぐれたオーサーコメント「月間MVC」も選出しました。厳選5本の記事とオーサーコメント、筆者の受賞コメントをあわせて紹介します。

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9月の月間MVA

私の記憶の中の強く優しいアーノルド・パーマー(舩越園子)

筆者による受賞コメント:パーマーが亡くなった日は米ツアー最終戦の最終日。速報と訃報の記事執筆が同時進行となり、ホテルに戻ったときは真夜中。しかし「私が知るパーマーを日本にどうしても伝えたい」「伝えるのは今しかない」「書かなければ」という想いが込み上げ、ただただ無心で一気にこの記事を書きました。あのときは書き手としての原点に立ち戻ったような感覚でした。その記事をMVAに選んでいただいたことは、まさに書き手冥利に尽きます。

舩越園子

選出理由:9月に亡くなったゴルフ界のキング、アーノルド・パーマー氏を悼んだ発信です。

実際に接したことのある筆者にしか書けない感情のこもった文から、パーマー氏の温かく、優しい人柄が伝わってきます。

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闇が深いオオカミ議論/68頭のみの野生の70%を射殺へ。ノルウェー国会が許可、波紋を広げる(鐙麻樹)

筆者による受賞コメント:「ノルウェーという国のイメージが変わった」、「本当なのですか?」と多くの反応をいただいたテーマでした。ノルウェーでは、すでにオオカミの駆除が開始されました。

「北欧」という表現で、理想的なイメージが持たれやすいですが、完璧な国などなく、どこの国も矛盾や課題を抱えていることを、今後も伝えていければと思います。

鐙麻樹

選出理由:ノルウェーのオオカミの話題から、人間と野生動物の関係について考えるきっかけを与えてくれる1本です。現地で暮らすオーサーならではの視点から、丁寧に問題を整理し提起しています。

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『カッコ良く、だから、カッコ良く』~パラリンピック・スイマー小山恭輔~(木村公一)

筆者による受賞コメント:拙い文章ながらも、このような賞を戴けたのは、関係者の方々のご理解、ご協力と、他ならぬ小山選手の協力があったからです。障がい者スポーツは、とりわけ取材対象者との距離感が難しいと感じています。遠慮していては無論、ダメだし、感情移入してもまたいけないし。その度合いが他の競技以上にデリケートだと感じています。今後も、いろいろな方とのご縁を、こうした形にしていけたらと思います。その過程で、多くのことを感じ、学べればこれ以上のことはありません。

木村公一

選出理由:「(取材先が)僕なんかでいいんですか、腕とか足とか、欠損していないですから」という小山選手の取材を通じ、フォーム改善の苦労、メダルへのプレッシャーなどを丁寧に描写。水泳競技にかける1人のアスリートの物語が浮かび上がってくる記事です。

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これでいいのか都議会!議員による条例提案はわずか2.9%、知事提案の原案可決は99.6%(高橋亮平)

筆者による受賞コメント:月間MVA選出ありがとうございます。

昨今は豊洲市場問題など注目の集まりつつある地方議会ですが、2014年の兵庫県議の問題から広く注目が集まった政務活動費の問題も、富山市の大量議員辞職は注目されたものの多くの自治体では未だに問題解決していません。

こうしたコラムが地方議会や地方自治への関心が少しでも高まり、あり方を考えるキッカケになればと思っています。

高橋亮平

選出理由:小池都政誕生で都議会に注目が集まるなか投稿された、タイムリーな発信です。

緻密なデータや自身の議員経験等をもとに都議会の問題点を丁寧にあぶり出しています。

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なぜ週刊ポスト「名古屋ぎらい」特集は組まれたのか?(大竹敏之)

筆者による受賞コメント:名古屋の魅力や面白さを全国に向けて発信する。これが名古屋ネタライターである私の役目です。一連の名古屋ぎらい記事はその真逆を行くものでした。面白半分のヘイト報道に対して“ネタにされておいしい”と自虐的に受け入れたり“相手にするのもバカバカしい”とスルーするのは無責任でかえって大人げない態度です。全国の地方の代表である名古屋がきちんとNO!の意思を表明し、かつ内なる問題としてとらえて進むべき道を示さなければならない、そんな思いを持って執筆しました。

大竹敏之

選出理由:名古屋の情報を専門に発信してきた目線から、相次ぐ「名古屋ぎらい」特集に対し考察し、背景をわかりやすく示しています。

一方で、名誉挽回の鍵についても言及し、現状を変えていこうという強い決意や名古屋への愛情が感じられる記事になっています。

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9月の月間MVC

『任天堂“小型ファミコン”国内発売 初代「マリオ」や「ドンキーコング」などレトロゲーム30本入り』の記事へのオーサーコメント(平林久和)

筆者による受賞コメント:恥ずかしながら、本コメントは冷静な分析によるものではありません。かくありたい=ゲームの古典的価値が広く認められてほしい、という青臭い願望を込めて書いてしまいました。にもかかわらず、このたびは共感の意をお示しいただきうれしく思います。

平林久和

選出理由:懐かしのファミコン復刻のニュースについて、ネーミングからその意味を読み解きます。長年携わってきた筆者の専門性があってこそのコメントです。